ラジオ事情

店のラジオ

そろそろラジオが限界。

 

店先にラジオが置かれているのはご存じだろうか?

店に入ってすぐ右手の、棚の中段にある。今ならちょうど、アルコール消毒が置かれているところの下あたり。

長年に渡ってエフエム京都「αステーション」を流してきたラジオ、そろそろ限界が近い。

 

数年前から予兆はあった。

雨の日になると、途端に電波の入りが悪くなる。

前の道路をトラックが通ると、音がブチッと途切れる。

タイマーを設定していないはずなのに、夕方になると電源が落ちる。

音量ツマミが外れてきて、押さえておかないと音が小さくなる。

 

数年前から予兆はあった。

そして今日、ついに、電源を点けてから30分で電源が落ちた。

点けなおした。また落ちた。

点けなおした。夕方まで保ったけど、いつもの時間に落ちた。

それで今、また点けなおして、恐る恐る様子を見ている。

 

そろそろ無理かなぁ……?買い替え時期かなぁ……?

店には決済用のタブレットなどもあるので、ラジオアプリをダウンロードしてもいいのだけれど……。

絶対その方が音質もいいし、雨が降っても良く聞こえるし、トラックが通っても途切れないんだろうけど……。

 

そう考えているとなんとなく、もうちょっとこのラジオで頑張ってみようかな……という無駄なやる気が満ちてくる。

電源ボタンを押したらまだ電源つくし。

音量ボタンをテープで留めたら音量も安定したし。

雨とトラックはどうしようもないけど、いうても長い人生を一瞬で通り過ぎる些細な出来事にすぎない。

電源が落ちたら点けに走ればええやんか。

 

だから今日も、ラジオは満身創痍のまま最前線で頑張っている。

がんばれラジオ。負けるなラジオ。

もうちょっとだけ一緒に仕事しようね。